認定 IAF 「医 心理学 統合カウンセリング」 講座 2018
心理療法には、個人の内面に焦点をあてるものから、個人の行動、集団システムに焦点を当てるものまで、さまざまなものがありますが、私たちが解決を求めるテーマ(問題・課題)は、内面、行動、システムに分かれているものではなく、また、実際には、心理面と神経生理面、心身が複雑に絡み合っています。援助にあたっては、特定学派や個別の技法・手法の枠組みをこえて、様々な方法・理論を組み合わせた統合的取り組みが有効です。
IAF「医 心理学 統合カウンセリング」講座は、これまでの諸学派が個々に主張する特定の療法の違い・特徴を強調するのではなく、クライアントのニーズ・成果につながるカウンセリング、心理臨床にある共通点の体験理解と習得に重点を置いた講座です。
カウンセリング・セラピー、心理臨床を効果的に進めていくことのできる理論と技法の共通点、脳神経生理学から生まれた理論と手法から、効果・成果を生んでいる共通項に焦点を当て、初学者にも、さまざまな学派や流派のプロ・カウンセラー、セラピスト、医療関係者、相談員、ボディー・ワーカー、コーチ、マネージャーの方にも役立つ実務力を提供するものです。
真の良質なサービスを考えた場合、私たちは特定の理論モデルに偏ったり、他派を批判することで独自性を際立たせ正当性を主張することから自由になり、統合へ向かう時期にあります。そして、これは臨床現場では必須の課題です。
講座では、これら効果的な心理療法に共通する複数の因子とその理論、クライアントの個性と条件を大切にできる柔軟なカウンセリング、心理臨床の全体と具体的な細部をわかりやすく進めていきます。また、困難なケースへの対応と例外についても学びます。
※ 受講中のご質問については、大切に丁寧にお答えします。また、講座終了後のご質問につきましても、継続的なフォロー・アップの場を用意しています。
認定 IAF 「医 心理学 統合カウンセリング」 フォローアップ
講座・セミナーは、受講後に学んだことが実践できるかどうかが大切です。また、初心の方の場合、学んだことを実際に活かす場に繋がりにくいことが多くの講座・セミナーの課題です。心理療法・心理臨床の理論と手法には様々なものがありますが、どれを選択するかは、受講する講座や教育機関のオリエンテーションで決まるという面もあり、特定の理論モデルに固執することによって、それまで自然にできていたことが頑なでぎこちなくなり、身につけた技能が役立たない、サポートとして機能しないということも少なくありません。
かつての初学者は、指導者の間近で、実務を毎日の見よう見まねで繰り返し身に着けていきました。現在は、初心のカウンセラーやコーチ、相談員やマネージャーなどの急増と実務、教育、指導の分離があります。こうした状況で、見よう見まねに代わる、実務を身に着けていく方法と経験を重ねながら、活動・活躍の場が広がって行く仕組みを用意したいと考えました。
カウンセリングに行ったが結果が出な、何も変わらない、草臥れ損だった。カウンセリング、あるいは、コーチングで余計に悩みが増えた。という声も聞かれます。とにかく話を聴く(応答・質問)といった傾聴や共感では、限界も多く、かえって状態が悪化するということも少なくありません。
ひとり一人違うクライエントへの心理療法を行なうには、多様な理論の体験理解と手法の体得が必要です。一方、実際のカウンセリングでは、学んだ理論を一旦脇に置いて、理論にとらわれずに、クライエントの独自性・多様性を丁寧に尊重して目の前のクライエントに向き合うこと、細やかに対応することが併せて大切です。
実務の学習テーマは2つ。知っているテーマと知らないテーマの2つになります。知らない未知のテーマにどのように対応するか、関わっていくかという方法をマスターすることが実務力を上げるポイントです。「これとこれは繋がっているんだな」と全体像をおさえながら、細部を具体的に身に着けていくと、応用が効くようになります。これを繰り返していくこと、反復が実務の基本になります。
※ 万全のフォロー体制、継続的な学習環境、認定講座を修了していただいた後には、フォローアップ勉強会の 開催するなど、サポート体制を整えました。関連する各種のワークショップ・セミナー、特集講座も充実しています。対人援助・支援のプロを目指す方にも初学の方にも継続的な学習環境が用意されています。
受講修了・受講中の方のフォローアップ・ページになります。
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少人数制・個別指導
・ナレッジ 知識
・トレーニング 訓練
・フォローアップ 継続
・コミュニティー 協力
・インターン制度 熟達
スクーリング
・スクーリング中の補講 + テューター補助
・スクーリング終了後のフォローアップ
・スクーリング終了後の勉強会 + ビデオ配信
・全過程終了後のマンツーマン・フォローアップ
その他
・選択できる4つのクラス編成
・最長3年間のフォローアップ
・スクーリング全記録ビデオの配布
・講座の録音録画
・追加資料の配布(SNS)
・関連・特集講座への優待受講
・受講者提案型セミナーの開催
・修了書/認定書の発行
・インターン制度・開業支援
フォローアップは、心理療法の構成要素(支持:サポート、訓練:トレーニング、表現:エクスプレッション、洞察体験:インサイト・エクスペリエンス)クライアントとセラピストとの関係性など、臨床ベースのケース応じた関わりと知識・技法の応用を学びます。
クローズド・グループによる事例・検討会
カウンセリングを実際に行い、不安に感じた事例などのシェア、カンファレンスなど、
実践を積みながら、カウンセリング、心理臨床力を向上させてゆくことができます。
※ 電話会議形式・VIDEO配信も併せて行ないますで、どこからでも参加可能です。
※ 事前に心理学や心理療法に関する知識や経験は必要ありません。
講師・トレーナー紹介

いとうしんすけ 伊東信介
(CSカウンセリング東京)
カウンセラー セラピスト
メンタル・トレーナー
プログラム・ディレクター
東京大学など医療機関での心理臨床、精神保健福祉分野での心理カウンセリング、シンクタンクでの心理分析、コンサルテーション、幅広いクライアント層のカウンセリングにあたりながら、心理学講座、ワークショップ、研修セミナー、講演講師を務めている。個人カウンセリング、家族療法、母子面接 夫婦療法、カップル・カウンセリング、経営者向けメンタリング/コンサルティング アスリート向けコーチング・セラピー、国立精神・神経医療研究センター/厚生労働省 トラウマ対策技能研修、国連大学グローバルヘルス研究所/国立精神・神経医療研究センター PFA (心理的応急処置) その他。
専門のニーズとその育成課題が明確になっってきたと実感しています。10年後、20年後の社会に貢献できる臨床家の育成を目指して、専門家に必要なクオリティ、現場で必要とされる知識と実務力、精神疾患に関連する包括的知識と経験的理解、柔軟に対応できるカウンセリング、心理臨床の習得、学んだことを現場で実際に活かせる思考力と応用力、修了後にも向上を目指す能動的姿勢と専門としてのコミュニケーション力、セルフケアを学び、人間性を高めていかれることを学んでいただければと思います。最大限のサポートを通して、一人ひとりが活き活きと暮らしていく社会の実現を目指します。
■ 実績
個人開業22年(1996-2018)
心理臨床経験:53,400 時間余(1996年10月 ~ 2017年5月末)
講演・講座/研修セミナー:延 65,100名程(1996年10月 ~ 2017年5月末)
■ 著書
『ひとりセラピーBOOK』(カンゼン)
『気疲にぐぐっと効く本』(主婦の友社)
『心を静める47の方法』(カンゼン)
『怒りと悩みをスパッと消す3つのルール』(日本文芸社)
『ストレス、うつ、自律神経失調症を治す知恵とコツ』(主婦の友社) 編集本
『よくわかる 自律神経の整え方』(主婦の友社) 編集本
産経新聞 火曜日朝刊 連載「気楽に生きよう」
その他、雑誌など多数。
http://www.counseling-hp.com/it.html
最後に
IAF「医 心理学 統合カウンセリング」講座では、カウンセリングというものを広く捉えています。様々な対立や葛藤が解決されて、安全・安心できる環境や地域、世界を共に創造したいという目的があります。そのためには、はじめに、自分の内側の葛藤に気づくこと。そして、内界の調和に取り組むことだと考えています。AUTHENTICに、ご自身の成長のために、家庭・職場でのコミュニケーション、カウンセラーやコーチ、トレーナー、ボディーワーカー、施術、心理・医療・看護・福祉・教育、経営・マネジメント、各種相談業務に役立つ実践的技能、体験と理解、実務トレーニングを提供します。

