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睡眠・睡眠障害について 不眠・過眠

目次 
A)睡眠について 不眠・過眠
B)睡眠の回復過程と気分の変化
C)睡眠と健康管理


A)睡眠について 不眠・過眠

 
睡眠の状態は、心身の状態と直結しています。
 
■ 睡眠障害は、大きく2つに分けることができます。
1) 身体病に伴う不眠、腎不全やパーキンソン病の初期
2) 心理的に起きる不眠と過眠です。
 
■ なかなか寝付けない、寝てもすぐ起きてしまう、朝早く目が覚めてしまう、起きここちが悪いなど、睡眠に満足できない自覚状態が睡眠障害です。
 
●入眠障害・睡眠中断・早朝覚醒・熟睡難、起き心地の悪さ、悪寒・悪夢、その他
 
 
■ 1ケ月以上続く場合は、うつ病やうつ状態(うつ症候群)、統合失調症の初期の場合があります。
 
不眠や過眠が続く場合は、早めに専門にご相談ください。
 
1  非特異症状 睡眠障害 睡眠障害の状態
2  睡眠の回復過程と気分の変化
3  睡眠と健康管理
 
 

非特異症状 睡眠障害の状態

 
非特異症状
非特異症状というのは、特定の病気に限らず、広く現れる症状のことです。
特定の病気にのみ現れる症状のことは、特異症状といいます。
 
回復は、非特異症状の軽快からはじまり、再発時も、非特異症状からはじまります。
非特異症状は広く改善と悪化の目安となります。
 
睡眠障害
多くの疾患で睡眠障害(不眠・過眠)が起こります。
統合失調症、うつ状態やうつ病では必ず起きます。
例外は、離人症、恐怖症、強迫性障害ですが、強迫性障害の睡眠障害は重症化の前兆です。
 
睡眠障害の状態
軽度 入眠障害(寝つきが良くない)
 ↓   中途覚醒(再び眠ることが出来る)
 ↓   早朝覚醒(再び眠ることが出来ない)
   うつ病、老人の睡眠障害

重度 全不眠 重度のうつ病、躁病、
   統合失調症の場合は、2~3日全不眠後の発症が多い。
 
昼夜逆転
4時〜8時の一時間に活動性を高めるホルモンの90%、造血(血液をつくる働き)などが、夜の睡眠中に行われています。身体は、時間制御されていますので、夜の睡眠が大切です。

B)睡眠の回復過程と気分の変化

睡眠障害の回復
■ 以下のような順で回復していきます。
 
1  眠た気がしない
2  長い時間を寝たり起きたりする
3  眠れるが、寝たりない感じ、目覚めが悪い
4  起きここち次第に良くなり、熟睡感が感じられてくる
5  充分に眠り、熟睡感があり、目覚めここちが良い

C)睡眠と健康管理

■ 睡眠障害は、心身両面の疲労が蓄積されます。
精神的疲労、脳の疲れのほか、心筋梗塞、脳卒中など生活習慣病のリスクが高くなります。
 
■ 生体活動(体温や血圧の調整、脈拍、呼吸など自律神経系、ホルモンなど内分泌)は、
一定のリズムを持っています。
 
生体リズムと生活サイクルがズレると、身体に負荷がかかり、
全身の倦怠感や頭痛、消化不良などが現れ、時差ボケの状態、
自然治癒力、回復力が低下します。
 
■ ここち良い睡眠は、生体リズムに沿った活動的な生活を送ることが基本となります。
眠る2〜3時間前の軽く汗をかく程度の運動、温めの入浴や刺激を減らすことで、副交感神経を優位に、のんびり、ゆったりと過ごす工夫が効果的です。
 
■ 卒業や入学、転勤や引っ越しなどイヴェントの多い季節、
生活の変化は、なんだか憂鬱気分になったり、うつ病の状態になりやすく、
再発や悪化にも注意が必要です。
 
予防対策としては、安息と充分な休息が大切。(睡眠・栄養・軽運動)
用件を少し減らしたり、睡眠時間をいつもより多めにとる工夫をしましょう。
 
■ 睡眠障害(不眠、過眠、早朝覚醒、熟睡難、起き心地の悪さ、悪寒、その他)が続く時や憂うつ(抑うつ気分)が強いときは、早めにご相談ください。